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内定者フォローレポート

2021.11.16

21名に「内定取り消し」ブルーエイジ社問題【NO.262】

2021年11月、部屋探しアプリを手掛けている株式会社BluAge(ブルーエイジ)が2022卒の内々定者47名中21名に対して「内定取り消し」をおこなったことが問題視され、ニュースでも大きく報道されました。

本件は内定取り消しの行為だけでなく、それに内定取り消しに至る経緯・内定取り消しの時期・会社側の対応も含めて、ネット上では「悪質な行為」として糾弾されましたが、一部では「就活生側も騙されないようにしなければいけない」「新興ベンチャー企業を受けるなら覚悟が必要」「こうした企業は一定数ある」といった意見もありました。

ブルーエイジ社の公式サイトでもお詫び文を掲載するに至りましたが、これから本格化する2023卒の就活生に不安を与えてしまい、新卒採用市場に大きな影響を与えてしまったと考えています。

公式サイトでお詫びするも…

公式サイトではこれまでの経緯が説明されていますが「説明不足の点があった」としており、言い方を変えれば「誤解させる部分もあったが、誤解した学生も悪い」と言っているように私は見えました。

採用活動は性善説にもとづく部分がありますが、今回の内々定取り消し問題で学生側は性悪説にもとづいて行動しなければいけなくなったと思います。

皆さんが大学のキャリアセンターの職員だとして学生側から「ある中小企業から内々定をもらいましたが、コロナで業績も悪いらしく不安です」と相談されたら、「10月1日まで何が起きるかわからないから就職活動を継続しなさい。複数の企業から内定をもらいギリギリまで維持しておくこと」とアドバイスしませんか?

もしも内々定取り消しの可能性があることを前提に就職活動をするのであれば、10月1日の直前まで複数の内々定を保持し、9月30日に内定辞退の連絡を入れることが正しいことになってしまいます。

極論ですが、内定取り消しのリスクを徹底的に排除するなら、3月31日まで複数の内定を保有することが正しいと言えます。しかし、企業側からしたら一番やってほしくない対応ですよね。

企業側に求められる真摯な対応

就活生側が「企業を信用しない」ことを前提とした行動にならないために、企業側は内定直後に内定通知書を発送することで、就活生を安心させる最善の手ではないでしょうか。

社内ルール的に難しい場合は「内々定だが今後選考はおこなわず、本人が内定辞退しない限りは10月1日の内定式で全員に内定通知書を手渡す」ことを文章で明記させて内定者を安心させることをおススメします。

まとめ

今回の騒動で中小企業・ベンチャー企業の新卒採用がさらに難しくなってしまうことを一番心配しています。学生側も生涯働くかもしれない会社を選ぶのは覚悟が必要ですが、企業側も新卒採用に覚悟が必要であることを、今回の騒動で改めて認識させていただきました。

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