関西に本社を構える中堅ファッションアパレル会社の社長から相談を受けたのは2019年の秋でした。当社とのお付き合いは2018年7月頃からで、それまでは内定者フォローとしてのみご利用いただいていました。

2019年9月13日「子供服ブランドを手掛ける国内大手アパレル(株）ナルミヤ・インターナショナル様は内定承諾率15％ＵＰ、早期離職半減（入社5ヶ月現在）、さらに採用コストを100万円単位で削減)」のコラムを見て、相談に来られました。

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相談の内容は

１）3年生向けに夏から冬にかけてインターンシップを約30人受け入れているが、2・3人しか本選考に進んでくれない。参加学生に対して、一次面接パスのインセンティブを強調しているが、本選考に進んでくれる学生は10％前後である。

２）面接段階から内定承諾の可能性が高い学生を優先で、内定出しを行っているが内定承諾率は約40％が現状である。就活生の間でブラック企業として噂に上っているのではないか心配している。

３）新入社員は入社後2週間の研修後、店舗に配属になるが、毎年GW明けぐらいから早期離職者が出て配属先の店長が悲鳴を上げている。このままだと現場の負担が大きくなり優秀な店長まで辞職しかねないとの焦りがある。

そこで本庄がアドバイスした内容は

・就活生の間でブラック企業の噂が流れているかどうかは、数多くの就活SNSが普及しているため調べようがないと思います。もしも採用担当者の方が就活生とコンタクトを取るためとはいえ、夜21時以降に就活生にメール・電話するとブラック企業と思われても仕方ないです。学生とは日中にチャット機能でメッセージ交換することをお勧めします。

・インターンシップ参加学生とは、当社のSNSアプリを使って情報提供してください。ただし注意が必要で、学生は複数の会社のインターンシップに参加していて、貴社への志望度が高まっていません。インターンシップに参加してくれた段階の学生とコンタクトする場合は、個人情報を非公開にするなど配慮が必要です。

・インターンシップ参加学生に対して「お元気ですか？」アンケートを月に2回配信してつながりを保つようにしてください。アンケート内容は、安心と信頼を醸成するよう工夫してください。

・インターンシップ参加学生に、SNSアプリを通じて内定者や若手先輩社員の就活体験談や会社を選んだ理由などを伝えてください。

・内定者を集めた内定者懇親会を開催している場合、会社側の参加者は年齢の近い入社１～２年目の若手社員を参加させ、肩書のある管理職はプレッシャーになりますので控えたほうが良いです。（幹部社員の参加はアルコールが常態化していますが、今どきの若者は酒席を敬遠します。）

また、内定者を集めて定期的に食事会を開催されているようでしたら、内定式後に1回程度にして、授業やアルバイトに負荷がかからないようにしてください。今どきの就活生の優先順位は「1に授業・2にアルバイト・3に就活」です。

・「SNS朝礼」の実施を推奨しています。これは、新入社員や若手社員が朝礼当番として参加して、毎朝決められた時間帯にSNS投稿します。(業種や規模で難しいかもしれませんが、Withコロナ時代で、テレワーク(自宅勤務)中の社員や自宅待機社員との気軽な連絡手段になります。)

・採用担当者専用のアクセス管理画面で、突然アクセスが途絶えた学生に対して速やかに1to1チャット機能を使って、「体調崩していませんか？」程度の強制にならないような配慮で個別フォローしてください。

SNS投稿は、自撮りのファッションコーディネート（今回のクライアントはファッションアパレル業界のため）、昼食、最近読んだ本など必ずしも会社に関係ないものも写真投稿OKにします。一方、内定者は「いいね・スタンプ」や「本日の予定をコメント」してSNSを活況あるものにしてください。

 

これらを無理のない範囲で実践していただいた結果、今回の新型コロナウイルス対策と私のアドバイスがマッチして、大きな成果が出たと評価いただきました。

2020年6月時点で、インターンシップ参加者の内定承諾者が16人で卒採用予定数20人の8割に達し、さらに2020年4月入社の新入社員は6月時点で離職者はゼロとなっています。

また、採用担当者の二人の方はテレワークで対応でき、これまでの深夜に及ぶ残業や休日出勤も削減できたとのお話をいただきました。

緊急事態宣言による外出自粛によってオンライン合説やWeb面接の導入が一気に加速し、今後も定着していくと考えられます。これまでリアルな体験を重視した現場研修インターンシップや内定者フォローも中止せざるをえない状況で、いかにWebコミュニケーションを図るかがWithコロナ時代の採用成功のカギとなるでしょう。

当社が運営している採用専用SNSアプリ「Chaku2NEXT（ちゃくちゃくネクスト）」もWithコロナ時代に支持されるサービスを目指していきます。

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大手アパレルナルミヤ・インターナショナル様は

採用支援アプリChaku2NEXT(ちゃくちゃく）導入で

★　採用コスト 100万円削減（会場費・交通費）
★　新入社員定着率　96％に大幅改善
★　内定承諾率　 15％UP（約100名採用）

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　開発運用：株式会社サーフボード
採用ソリューション事業部

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