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内定者フォローレポート

2022.06.21

就職差別解消促進月間【NO.280】

東京都では毎年6月を就職差別解消促進月間と定め、今年も東京労働局が主催のもとシンポジウムが開催されました。賛同団体(※)として参加した方から当日のフィードバックをもらいましたので、今回はその内容を共有させていただきます。

シンポジウムでは『採用選考におけるハラスメントの現状と課題~企業に求められる対応とは~』というテーマのもと、記念講演や人権映画上映がおこなわれました。

近年ではヘイトスピーチ、部落差別、障害者差別だけでなく、LGBTQや新型コロナを巡る人権問題も正しい知識を身に着け対応しなければいけません。今回特に印象深い話が、都内の女子大学生が就職活動し、内定をもらったあとのエピソードでした。

その女性は内定先に訪問した際に、企業の人事から「すごくかわいい子がきてくれた」と言われたそうです。そしてマスクをとったあとに「素顔のほうが美人だね」と言われたそうです。(語ってくれた方曰く、実際はもっと直接的な言葉で、かなりオブラートに包んだ表現でお伝えしているとのことです。)

女子学生はあまりにもショックで帰り道、公園で泣いたそうです。結果、内定辞退に至りました。このエピソードを聞いて「泣くほどの出来事ではない」「それくらいで内定辞退するのはおかしい」「人事も悪気があっての発言ではなく、むしろ容姿を褒めているので気にすることはない」といった感想を持たれるかもしれません。

実際の発言、実際の状況はわかりませんが、採用に関わる立場の人間としては、本人にとって泣くほどの出来事であったことを受け止めなければいけないと思いました。

以前の記事で、内定者懇親会や内定者インターンでの現場社員のセクハラ・パワハラ発言に気をつけましょうと書きましたが、今回のような発言はどの企業でも起こりうる可能性があると改めて思いました。

就職活動において聞いてはいけない質問があります。思想・信条、宗教、尊敬する人物、支持政党に関する質問や家族構成や家族の職業・地位・収入に関する質問など様々です。

いまだ無くならない就職差別ですが、そのメインは不適切な質問です。しかし、発言した本人は「その発言が不適切な質問だと思っていない」ことが共通点として挙げられるそうです。

今回の話を聞いて、企業側の知識・意識が低い会社はまだまだ多いことがわかりました。就職差別解消促進月間を機会に、改めて学び直してみてもいいのではないでしょうか?

※都内に本社、支社又は事業所が所在する企業であれば賛同団体に無料で申請できます。5月末にて申請期間が終了していますが、来年また募集する予定です。

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担当者:本庄 孝司 honjo@surfboard.co.jp

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