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内定者フォローレポート

2018.12.25

新しい就活用語「オヤカク」ご存知でしょうか?【No.130】

新しい就活用語「オヤカク」という言葉をご存知でしょうか。採用担当者であればすでに知っているという方が多いと思いますが、今回はオヤカクの意味や言葉が生まれた背景を考えていきたいと思います。

オヤカクとは

オヤカクとは、「内定を出した学生の親の意思を確認する行為「親への確認」を省略した言葉です。企業側が内定を出した学生の両親に連絡を入れて、入社意思の確認・承諾をとることや、企業について理解してもらうため説明することを意味します。

具体的な企業の対応として「企業情報資料を親へ配布・送付」「電話による挨拶」「親向けの内定同意書を配布・送付」といった行動をオヤカクと呼びます。

昔と現在の違い

オヤカクという言葉は最近生まれた言葉ですが、「親を説得する」行為自体は昔からありました。特に知名度の低い中小企業の採用担当者の方には学生の両親を説得した経験があるかもしれません。

優秀な学生に内定を出したけれども「親に反対され…」と内定辞退されたというケースは一昔前からよく聞きます。親世代の安定志向は今よりもさらに強く「公務員になりなさい」なんて言われて育った人も多いかもしれませんね。

昔からあった「親を説得する」行為ですが、最近この言葉が生まれた背景として、昔よりも親が就職活動に干渉するケースが目立ち始めているからです。そのため最近では大手企業が上記のように内定者全員の両親に対して積極的に行動するようになりました。干渉するケースが増えたのには二つの理由が関係しています。

変化している親子関係

一つ目の理由として昔と比べ親子関係はますます仲良くなっているという親子関係の変化が関係しています。

昔は思春期になれば親と一緒に旅行するなんて人は少なかったと思いますが、現代の若い人は思春期になっても親と一緒の家族旅行が増えており、反抗期がない人が増えているそうです。また親の生き方に反発せず、むしろ親の生き方に賛同している人が増えているそうです。

子供が「尊敬する人物は両親」と言うとき「自分を育ててくれたから」という理由が多いですが、現在の若い人はシンプルに親のような生き方を理想と考えている人が増えてきています。

両親との関係が良好だからこそ「余計なことは言うな!」と反発するのではなく「大手企業のほうが将来安泰だよ」と言われると、「確かにそうなのかも」と納得してしまうのだと思います。

売り手市場

二つ目の理由に複数の内定を獲得する学生が増えたことが理由です。就職難の時代であれば入社先を選ぶことができない人もいたと思いますが、現在は売り手市場です。複数の内定を得られやすいからこそ、就職先を間違えてほしくないという気持ちから口出しをしたくなる状況が生まれています。

もちろん大手企業だから安心とは言えないことは親世代も理解していつつも、やはり大手企業の方が給料だけでなく、企業の安定度や福利厚生が高いことは否めません。大手企業と中小企業の二つから内定が出ていたら「大手企業がいいよ」と思わず言ってしまいたくなる気持ちは理解できます。

また最近のニュースでも報道されているとおり、大手広告代理店の過労死やブラック企業が社会問題化しており、思わず就職先は問題ないのかと心配する気持ちが強まったことも関係してきているでしょう。

まとめ

学生の中には「親には反対されましたが自分の意思で入社を決めました」ということもあるかもしれません。これはこれで嬉しいですが、両親にも納得してもらいたいのが本音だと思います。そのため最近は親や保護者を入社式に招待する企業が少しずつ増えています。ご家族にも会社の事をきちんと知って貰おうという取り組みによるものです。

オヤカクと言うと、過保護や親離れできない子供という視点がクローズアップされがちですが、両親側の視点で考えると思わずアドバイスしたくなる気持ちを理解できるはずです。企業側が説得するのではなく、みずからの意思で選択して入社してほしいと考えている人もいると思いますが、少しアクションを増やしてみてもいいかもしれませんね。

コラムPDF版はこちらからダウンロードできます↓
新しい就活用語「オヤカク」ご存知でしょうか?(390KB)

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