HOMEお客様の声› ふたご協同組合 /山口 悟 様

お客様の声

ふたご協同組合 /山口 悟 様

一気通貫のサポート体制と、優秀なネパール人材が魅力。

外国人材採用の専門家をゲストとしてお迎えして「外国人材フォローの在り方」について、学ばせて頂くインタビュー企画「笑顔と信頼で世界をつなぐ」。今回、お招きしたゲストは、ふたご協同組合の山口悟  様です。「外国人材フォロー」で取り組んでおられることについて、魅力深堀りインタビューさせて頂きます。

・1つ目は、組合の特徴について。
・2つ目は、外国人材受入の方針について。
・3つ目は、外国人材受入の苦労や注意点について。
・4つ目は、外国人材の定着に向け挑戦されていることについて。
・最後に、外国人材採用について、アドバイスを頂きます。

このインタビューをご覧になる皆様にとって、「外国人材採用が、より身近に感じた!」「外国人技能実習生が、日本でイキイキと働ける、笑顔の職場とは何か?考えるきっかけになった!」そんな気持ちになれる方が、一人でも増えると嬉しく思います。

組合の特徴について

先ずは【組合の特徴】について、詳しく伺います。

2020年から日本初のネパール人介護技能実習生を支援をしています。

-Q1.【組合の特徴】外国人技能実習生を受入れる監理団体の事業をいつから開始されたのですか?

協同組合としての活動を開始したのは 2020 年です。介護と建設業のネパール人技能実習生の受入をしており、日本初のネパール人介護技能実習生を支援しています。

-Q2.【組合の特徴】現在、貴組合では、介護の技能実習生が、何名、日本で活躍されていますか?

介護の技能実習生は全てネパールの方です。介護分野で活躍している技能実習生は56名です。技能実習第1号(1年目)が12名、技能実習第2号(2~3年目)が44名です。追加で、2023年12月8日に22名が入国したばかりで、いま(2024年1月)入国後講習をしているところです。受け入れ介護施設数は 5法人です。

-Q3.【組合の特徴】貴組合では、なぜネパールの送出機関と契約されておられるのですか?

ネパール政府から許可を受けた送り出し機関を通して人選を行うことができるからです。介護業種においては、准看護師や助産師の資格を有する人など受入介護施設のご要望に合わせた人材を募集・面接し、ネパールで日本語のトレーニングをしてから日本に送ることができます。

-Q4.【組合の特徴】ネパールでは、具体的にどのようなトレーニングを実施されておられるのですか?

ネパールで実施しているトレーニングとしては、日本入国前に、日本語や介護の専門用語、日本文化、日本での生活習慣などを学びます。具体的には、「日本語能力試験 N3」の日本語授業や、介護福祉士によるオンライン授業、茶道体験、自転車の練習、ゴミ拾い運動等しています。

-Q5.【組合の特徴】貴組合のどこに、介護施設のみなさんは魅力を感じておられると思いますか?

「優秀なネパール人材が多いという印象を受けたのでお願いします。」という介護施設が多いです。ネパールの技能実習生が、受入介護施設の皆さまから優秀だと評価してくれた点としては「優しくて勤勉」「言語能力が高い」「コミュニケーション能力が高い」の3点です。

介護施設からは、何よりもお年寄りに優しく、純粋で明るい笑顔と「家族をとても大切にする」お国柄が介護に向いていると聞いています。また、2023年9月には、3名の実習生が日本語能力試験 N1の試験に見事合格しました!当組合から、ささやかですがお祝い金をご用意させて頂きました。ここまで言語能力が高いのは、ネパール語が日本語の文法と似ている点もありますが、ネパールでは日常的に2つ以上の言語を話す人も多いようです。その他にも、ネパールの実習生は、幼少期から違う文化や宗教の人と学校で交流することで、お互いを尊重し合い打ち解けることを得意としているため、日本に来て異なる価値観の日本人とチームで働くことに長けています。

外国人材受入の方針について

次は【外国人材受入の方針】について、詳しく伺います。

実習生をみんなで協力して育てるというミッションができたことで職場の雰囲気が明るくなった。

-Q1.【外国人材受入の方針】介護の技能実習生に将来どのような道を歩んでほしいと思いますか?

技能実習事業の本来の趣旨からすれば、日本で学んだ知識を母国へ持って帰ってもらい、介護の発展に努めてもらうことが一番の理想形です。とはいえ、介護の人材不足が顕著になってきてますので、可能であれば、技能実習1号、2号の3年間の実習が終わった後も、特定技能1号、さらにはその先の「介護」の在留資格で長期定着してくれると嬉しいです。日本の「治安」や「インフラ」が、ネパールに比べ良いので、実際日本で生活を始めると、すごく快適に感じ、家族を日本に呼びたいと言い始めている実習生もたくさんいます。

介護の実習生は、2020年に来日したばかりなので「介護」の在留資格を取得している方はまだいないですが、「介護福祉士」の資格を取得したいと頑張っている、配属4年目の特定技能の方が5名います。介護福祉士の日本人職員さんがマンツーマンでサポートをしてくれており、本当にありがたいです。

一番大切なことは、彼ら彼女らが日本にいる間にどう過ごすかについてです。「母国で会社を起こして成功した。」「結婚して立派な家庭を築いた。」そんな話を聴けるようになると、とても嬉しいですね。最終的には『日本に来て良かった』と、母国の家族に自慢できるような人になれるようにサポートしていきたいです。

-Q2.【外国人材受入の方針】受け入れ企業側の姿勢で大切なことはありますか?

将来的に、介護業界は、日本国内だけでは人材不足になるため「早めに外国人雇用を取り組みたい」「働いている日本人職員に新たな刺激を与えたい」という考えで実習生を受入れて頂ける企業様を大切にしています。実際、実習生を受入れたことで、実習生を皆で協力して育てようという一つのミッションができ「職員同士のコミュニケーションが増えた。」「日本人職員のモチベーションが高まった。」「介護技術の標準化も同時に進めるきっかけづくりとなった。」「介護施設の雰囲気も明るくなった」という喜びの声を頂いています。

-Q3.【外国人材受入の方針】御組合で特に大切にされていることは何ですか?

弊組合でフォローしているネパール人の若者が、介護福祉士の資格を全員取得できるくらいの体制を構築し、優秀な人材を育てていきたいと考えています。
我々は、ひらがなカタカナもわからない状態のネパールの若者を、日本入国前から教育していますので、日本の介護現場で実際に働き、介護福祉士の取得まで至るという、一つのプロセスを請け負うことができたら、それは本当に素晴らしいことだなと思います。

外国人材受入の苦労・注意点

次は【外国人材受入の苦労・注意点】について、詳しく伺います。

「ダサイン」の時期には、各介護施設に唐辛子を配って回ったりもしています(笑)

-Q1.【外国人材受入の苦労・注意点】実習生の仕事面や生活面で、何か工夫されていることはありますか?

仕事面で、介護施設のほうで工夫されているのは2点あります。1つ目は介護の日本語を分かりやすく教えること。2つ目は、実習生が理解しやすいように根拠に基づいて介護技術を教えることです。初めは実習生の受入について不安を感じておられましたが、実習生の学ぶ姿勢がとても積極的で、仕事の飲み込みも早く、今では施設になくてはならない存在となっています。

生活面では、実習生本人が工夫しているところとして、日本で稼いだお金をできるだけ使わないよう節約しています。その背景には、母国の家族にお金を送ることもありますが、ネパールには日本でいうところの「お正月」、「ダサイン」というお祭りが年に1回あり、そのお祭りのために、日本で稼いだお金を使い仲間と交流することを大切にしています。ネパールのみなさんは辛いものが大好きなので、「ダサイン」の時期には、弊組合の職員が各介護施設さんに唐辛子を配って回ったりもしています。

-Q2.【外国人材受入の苦労・注意点】実習生がブローカーに騙され、失踪してしまうことはあるのでしょうか?

弊組合ではありませんが、「もっといい仕事がある」などと実習生を騙して連れ出す詐欺が日本国内では後を絶ちません。親身に世話をしている実習生が、このようなブローカーに騙されて失踪してしまうトラブルを防ぐために、我々は万全のサポート体制を敷いています。

外国人材の定着に向けた挑戦

次は、外国人材の定着に向け挑戦されていることについて伺います。

共に学び、暮らす仲間との時間を大切に過ごしてほしい。

-Q1.【外国人材定着の挑戦】外国人材の定着に向け、貴組合で実施されておられる「サポート体制」とはどのようなものですか?

弊組合では、実習生が日本に入国する前の面接から、日本での介護実習が終了するまでを、一気通貫でトータルでサポートしています。
例えば、今の時期(2023年12月~2024年1月)ですと、入国後講習に力を入れています。ネパールから日本に入国した介護の実習生たちは、介護施設に配属される前に、「入国後講習」といって、約1ケ月間、長野県飯田市の研修センターで、一緒に来日した仲間たちと研修を受けます。研修内容としては主に3つあり「日本語勉強会」、「介護導入講習」、「生活指導」です。今まで共に学び暮らしてきた仲間との楽しい時間を大切に過ごしてほしいと思います。
また、研修だけではなく、週末にはリフレッシュする時間を設け、「日本の生活や文化を楽しく体験できるイベント」も数多く開催しています。

-Q2.【外国人材定着の挑戦】「日本語勉強会」について詳しく教えてください。

「日本語勉強会」では、現地トレーニングと一体で引き続き、介護の専門用語と日本語トレーニングを進めていきます。日本の文化にも触れながら、楽しく日本語を学べるように、昨年末(2023年12月)は習字大会も開催しました。ネパールの若者が日本の文化「書」に興味を持ってくれると嬉しいです。
今回、習字で書いてくれた漢字が素晴らしく、例えば「感謝」「家族」「希望」「命」「愛」「介護」「平和」「新」「祝う」など、みんなの笑顔が溢れていました。

-Q3.【外国人材定着の挑戦】「生活指導」とは、どのような取組ですか?詳しく教えてください。

「生活指導」では、日本で生活する上で必要になる知識を講義形式で学びます。具体的には、法的保護講習、消防訓練、交通安全講習、救急救命講習、栄養講習、生活一般などがあります。

例えば、「法的保護講習」では、行政書士の先生を招き、日本での生活で気をつけることを教えて頂きます。慣れない日本での生活、実習生たちはもちろん、ネパールにいる実習生の家族も安心して過ごせれるように、日本のルール、マナーをしっかり伝え、安心安全な毎日を送れるようにサポートしています。
「栄養講習」では、介護施設の管理栄養士の方を招き「野菜350gピタリ賞は誰か?」など、ゲーム形式で食事の大切さを学びます。
「生活一般」では、スーパーでみんな買い物をしたり、健康診断に一緒ついて行って受診することもあります。

-Q4.【外国人材定着の挑戦】「日本の生活や文化を楽しく体験できるイベント」について事例を教えてください。

研修センターは長野にあるため、冬のこの時期は、とても寒くて雪が降ります。実習生にとっては、雪に触ることも初めての体験で、雪合戦したり、雪の写真を撮ったりで、とても雪を楽しんでいました。そんな姿がとても健気で可愛いかったです(笑)

また実習生は、20名以上いますので、グループに分かれて週末にリフレッシュする時間を設けています。
例えば、バーベキュー。寒い中、みんなで火を囲み美味しいものを食べて「また明日から頑張ろう」っていう気持ちになり喜んでくれます。

年末には、毎年恒例の餅つき大会も開催しました。たくさんの方にお越し頂き、盛大に行なうことができました。

実習生に日本での楽しい思い出を残してもらえるよう、当組合職員もあの手この手で工夫してくれています。

外国人材採用のアドバイスについて

最後に【外国人材採用のアドバイス】について、詳しく伺います。

利用者から孫のように可愛がられていて、優しく明るい笑顔が人気です。

-Q1.【外国人材採用のアドバイス】「日本語がつうじるか?」「職場に馴染むか?」など、外国人材採用に不安があるという話を聞きますが、いかがでしょうか?

まず、日本語能力については、弊組合で受け入れる介護の技能実習生は、ネパールの若者で、最初から日本語検定N4ないしN3で日常会話できるレベルで来日します。愛知県で活躍している介護の技能実習生の1期生は、2年目にしてN3やN2に合格して、1人で業務をこなせるまでに成長しました。2020年に受入れた2期生も日々勉強に励み、施設の一員として頑張っています。介護施設では、利用者から孫のように可愛がられていて、優しく明るい笑顔が人気です。

介護分野の採用で一番の悩みは「若い人材の応募がない。」「雇用してもすぐに辞めてしまう。」ということがあると思います。

その点、ネパールの介護実習生の場合は、20代前半の志高い若者です。一生懸命、エネルギッシュに仕事も頑張ってくれますので、日本人職員に良い影響を与えます。「実習生が来てくれて、すごく職場が明るくなった!」という声も頂いていますので、ご安心ください。

Chaku2NEXTのアプリ無料登録

以下の登録フォームより、是非一度、Chaku2NEXTのアプリ無料登録お願いします。外国人技能実習生が日本で活き活きと実習し、笑顔で生活している様子を応援できるSNSコンテストに無料参加ができます。さらに、今回のインタビュー記事に関して、アプリからチャット形式でゲストの先生に質問ができます。「外国人材フォローの在り方」に関するPDF資料もプレゼントしています。

アプリ無料登録はこちらから(応募者IDには「tsunagu2020」とご入力ください)。SNSコンテストの詳細はこちらから。

企業情報

組合名 ふたご協同組合
所在地 〒481-0041
愛知県北名古屋市九之坪東町42番地1
連絡先 電 話:(0568) 65-6071 | FAX:(0568) 65-6073
事業内容 建設資材、介護用品、消耗品等の共同購入
外国人技能実習生共同受入れ事業
特定技能外国人支援事業

一覧に戻る

まずは、Chaku2NEXT資料をダウンロード