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内定者フォローレポート

2017.12.11

新卒入社後に早期離職する学生を見抜く面接方法【No.70】

入社3年未満で退職する学生はできるだけ採用したくない、と思っている採用担当者も多いのではないでしょうか。しかし、多くの面接対策マニュアルや就活塾、大学のキャリアセンターによるセミナーなどにより、学生は完璧な武装をして面接に臨むためなかなか本質を見抜くことが難しい状況です。今回は早期退職する危険性を見抜く面接方法をご紹介させていただきます。

短期間で退職しそうな学生を見抜く質問法

入社3年未満に退職する学生の多くはモラトリアム人間の特性を持っていると言われています。モラトリアム人間とは青年期までに確立されるアイデンティティ(自分らしさ)が未確立であるため、『自分が何者かわからない』状態の人を指す心理学用語です。モラトリアム人間には自分で選択や判断ができないという大きな特徴があります。

早期離職の問題点はパワハラ・セクハラ・違法行為など職場環境や人間関係にある場合もありますが、今回は労働者側に限定し、新卒採用において自分で選択や判断ができる人間か、を見抜く方法をメインにお伝えします。

自分の意志で選択してきたか確認する

採用活動で訪問した複数の大学で「今まで決まっていたカリキュラムをやってきたのに、いきなりカリキュラムを自由に選べと言われても選べない」と新入生が話をしていたのを耳にしました。

多くの人は高校までは学校が定めた授業に従って勉強をしてきます。選択科目があっても音楽か美術を選ぶ、といった2択程度です。そのため多くのカリキュラムから選択していく大学のスタイルが難しいと感じる人がいるようです。

例えば「〇〇を理由に部活動(サークル)を選びました」「○○を理由に大学を選びました」という回答が返ってきたら、それに至る理由や経緯をさかのぼって質問をしていきましょう。選択方法に論理性がないのであれば自分の意志がないため、要注意です。

もしも「親に勧められたから選んだ」「両親に言われて」という回答が出たら、アウトと判断して良いでしょう。(両親に相談することはダメではありませんが、決めた理由が「親が勧めたから決めた」になってしまっているのはよくありません。)

意表を突く質問をする

面接対策本、就活塾など面接対策の情報が溢れている現在、どの応募者に質問しても同じような模範回答が返ってきます。それは、筆記試験や適性試験でも同じです。当たり前の話ですが、誰でも応募した以上は採用されたいと思い、一生懸命対策をしてきます。

つまり、面接で必ず質問することを聞いても応募者の素顔や本音を見ることはなかなかできません。そこで意表を突く質問がおススメです。意表を突くような質問をされれば応募者の本音を引き出すことができます。

ただし、あまりにも変わった質問(意図がわからない質問)をすると、選考辞退や内定辞退につながる可能性もあるので注意しましょう。

社員が働いている様子が見える場所で面接する

個人情報や機密情報の問題で実現するのは難しいかも知れません。ですから社員が働いている目の前で行わなくても良いです。面接会場に入る前にガラス超しに働いている様子が見えたり、声が聞こえるだけでも構いません。

憧れだけで応募してきた学生、なんとなく応募した学生にとって実際に社員が働いている姿が見られる場所で面接することは、現実を知ってもらうには効果的な方法です。「想像していたイメージよりも違った」と退職する人が多い職場におススメです。

本音を引き出すには、明るい部屋で応募者がリラックスできる雰囲気の中で、応募者の話に共感を示しながら行ってください。互いに好印象を抱けないと本音を引き出すことはできません。

まとめ

入社3年以内に退職する新入社員の多くは「やりたいことがない」「自分にしかできないことがしたい」「天職に就きたい」このような思いを抱いていることが多い傾向にあります。

しかし、就活生は面接対策を完璧にして、ウケのいい仮の人物像を作ってきます。採用担当者も今まで通りの面接法ではなく、趣向を凝らす必要があります。今回の記事を参考にして独自の面接法を考えてみてください。

コラムPDF版はこちらからダウンロードできます↓
ズバリ!早期離職する学生を見抜く面接方法(140KB)

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